応募作品-2023年-
チームの特徴
武生高校定時制。通級クラスの取り組みで参加します。
チームメンバー
3名
作品の中で注目して
みてほしいところ
作品の中で最も苦労した点は、町の中央部のドームを円形に作ることでした。初めは、ブロックで円を表現するのは難しく、綺麗な円形をうまく作ることができず何度も作り直しをしました。しかし、上空から確認しあったり、座標を計算したりして、チーム全体で協力して円形のドームを完成させました。
ドームの内部は円形を利用し、周回して鑑賞できる植物園を作りました。「街の中でも自然に触れる学習ができるドーム」をコンセプトとし、植物ひとつひとつにそれぞれのことについて学ぶことができる看板を設置しました。また、中央の水槽にはカエルや魚などの動物を放ち、生態系を学ぶこともできます。ドーム天井をガラス張りにすることで植物の光合成を促し、植物が共生する動物たちの食物や住処を与えているということを直に体験することのできる施設となっています。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
今回のテーマとなるSDGs目標から、私たちは二つの目標をテーマに街づくりをしました。
一つは、「7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を基に水力発電やドーム天井のソーラーパネルを作りました。化石燃料などを使わないクリーンなエネルギーである太陽光や水力で町全体の電気を供給しています。また、そこで作られたエネルギーの一部は田んぼに繋ぎ、収穫を自動的に行うシステムを作りました。
もう一つは、「11 住み続けられるまちづくりを」をテーマに街の文化遺産として建っている稲荷神社です。稲荷神社は農耕の神として祀られています。神社は街全体を見守り、かつ住民の心のよりどころとして機能します。境内への参拝も石段を上るだけでなく、足腰の弱い人たちのためトロッコも選択できるようになっています。緑地も多く、住民がふれあう公共の場所となります。
どのようなことを調べたか
今回街づくりをするにあたって、様々なことをインターネットや学校の図書室を利用し、調べました。もちろん、人々全体のための街づくりや建造物の構造についてなども多く調べましたが、私たちは特に自然界における共生や社会とのかかわりについてとても興味を持ちました。
私たちは理科の生物などの授業で自然界が共生関係や食物連鎖で成り立っていることを学びましたが、実際その通りなのかを知るために、動植物園に足を運びました。そして、動植物どちらが欠けても環境は成立しないこと、それを人間が壊さないようにしながらも活動をしていくにはどうすべきかを学びました。
今回私たちが作ったワールドもできる限り自然を残しつつ、人間の活動を自然と共存させる街づくりを心掛けました。また街全体だけでなく、ドーム内の植物園や水槽も同様のコンセプトで作りました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
私たちは田んぼの収穫システムにプログラミングを活用しました。将来的には農業も技術によって収穫などを行う時代が到来すると私たちは考えました。そこで、ドームのソーラーパネルから受け取った信号をレッドストーンリピーターで中継し、ディスペンサーから水を流すことで、流れた作物をホッパーで回収するシステムを作りました。今回は収穫しか作れませんでしたが、種まきや作物の管理などもプログラミングで作れるようになりたいです。
また、私たちはレッドストーンコンパレーターを使って信号を遅延させたり、レッドストーンリピーターを使って信号の延長をさせたりして、エレベーターを作りました。
普段からマインクラフトをプレイするにあたって、これらの道具を使ったことはありますが、今回のように応用した形で使うのは初めてでした。なので、本や動画などで回路の作り方を調べ研究し、チームメイトと協力して作り上げました。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
私たちの学校には、週に2時間「通級」という自立活動を目的とした授業があり、その中で今回マインクラフトカップに挑戦してみようと思いました。私たちにとって、「課題を期限までに達成する」ことは、今までに学校の宿題ぐらいしかなかったので、楽しみな反面少し不安にも感じました。
まず、大会テーマについて調べたのちに、チーム内で街のアイデアを出し合いました。その中で出たアイデアの中から、街の中心となるドームから作り始めました。そして空いた時間に周りの建物や地形、動植物の制作を分担して作業しました。
夏休みに入ってからも自主的に学校に登校し、残った作業をコツコツと仕上げました。そして夏休み明けには予定していた作業を終わらせ、無事に申し込むことができました。
私たちはチーム一丸となって協力し、限られた時間で課題を達成することの素晴らしさを学びました。