応募作品-2023年-
チームの特徴
マインクラフト大好きな小学4年の親友2人で制作しました!
チームメンバー
2名
作品の中で注目して
みてほしいところ
鹿児島のシンボル「桜島」を生かしたまちづくりが注目点です。火山灰活用とマグマによる地熱発電をワールドに反映させました。
地元で火山灰は「厄介者」扱いで、みんな処理に困っています。調べてみると、再利用の例としてシラスコンクリートがあると知りました。通常より頑丈で長持ちするそうで、建物の材料に生かしました。工夫は火山灰の集め方です。噴火するとあちこちに飛んでいくので、1箇所に集める貯蔵庫と、そこに運ぶためのトロッコがあれば効率よく活用できると思い、それぞれ作りました。
地熱発電は仕組みが難しく、県内にある実際の発電所を見学しました。いくつかの条件が重なり合うことが必要ですが、地球のエネルギーを使った発電方法だと学びました。マグマが豊富な鹿児島なら、2050年より先も使い続けられるエネルギーだと思います。
火山と共存しながら、暮らしやすい街の配置にも気を配りました。
「作品テーマ」をワールド上で
どのように表現したか
SDGSの目標5、7、11の3つのテーマを全て取り入れました。作っていくうちに、3つがからみあっていることに気付いたからです。
5番「ジェンダー平等」は、誰もが使う公園や市役所のトイレをジェンダーフリーにしました。入り口は1ケ所ですが、顔認証システムや共有スペースへの監視カメラ設置で、安心感と犯罪防止効果を生みました。
7番「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」は、地熱と水力、振動の発電を考えました。特に振動発電は、道路の下にレッドストーン回路を設置して日常的に振動エネルギーから電気を生み出せるようにしました。
11番「住み続けられるまちづくり」は、鹿児島ならではの火山灰を再利用して災害に強いシラスコンクリートの住宅を作りました。公民館の地下に備蓄倉庫を作り、そこにつながる道路は段差解消や点字ブロックにすることで、誰でも不自由なくたどり着ける工夫もしました。
どのようなことを調べたか
テーマについて理解を深めるため、SDGSの本を10冊程借りて勉強しました。クリーンエネルギーについては社会の授業でも学びましたが、より詳しく知るためにネットでどんなものがあるのかを調べました。その後、作品をリアルに表現するため、実物を見に行ったり、詳しい人に話を聞いたりしました。マグマを使った発電を思いつき、指宿市の九州電力山川地熱発電所に行き発電施設の仕組みや必要な条件を教えてもらいました。他の発電の種類や地熱発電との違い、どうすれば地球上にある資源を無駄なく使ってクリーンエネルギーを生み出せるか学びました。
ジェンダー平等は、施設のトイレを見て周り現状を考えました。トイレに注目したのは、ジェンダー問題の1つに、トイレ利用で困る人が多いとニュースで見たからです。
火山灰の活用は、実際にシラスコンクリートの家に住んでいるため、両親になぜシラスコンクリートを選んだのか聞きました。
プログラミングなどを、
どのように使ったか
ワールド全体の整地や、振動エネルギーを生み出すための道路など作品づくりの中でフィルコマンドやクローンコマンドを使いました。
プログラミングが初めてだったので、最初は全部手作業で進めていました。しかし、発電所や市役所など大きな建物を作ったり、こわしたりしていると、とても時間がかかりました。もっと効率を上げて、思い通りに作品を作りたいと思い、フィルコマンドを整地やブロックを埋める時に使ったり、クローンコマンドで建物の一部をコピーしたりしながら制作していきました。公民館の自動ドア、信号機、自動作物回収機ではレッドストーン回路を使いました。
メイクコードにも挑戦しましたが、うまくいかずに今回は使用していません。次にワールドを作る時には、メイクコードなど、難しいプログラミングにも挑戦して、さらに細かい部分を作り込んで、完成度を高められたらいいなと思っています。
どのような計画をたてて
制作をすすめたか
自分たちの住む鹿児島市がいま、どういう状況なのか。2050年にはどうなっていてほしいのか。それぞれが調べたことやアイデアを出し合って、イメージをふくらませることに時間をかけました。
7、8月の2カ月で完成させないといけなかったので、最初の2、3回は集まって話し合い、ワークブックに沿って大まかな作業日程を決めました。作業はできる限り毎日進められるように、こまめに連絡を取り合うよう心がけました。大きな建設や、細かい仕掛けを作るときはどちらかの家に集まりました。それ以外は1日分のノルマを作って、それぞれの家で取り組みました。
7月中に大まかなワールドは完成させ、8月は細かい作業に集中できる予定を組みました。動画編集と作品テーマへの応募文づくりも難しそうだったので、元々の計画より早く制作が終わるように頑張りました。