応募作品-2024年-
チームの特徴
作品制作中も歌ってしまうほど歌うことが大好きな中2女子2人のゆるいチームです。
チームメンバー
2名
作品の中で最も注目してみてほしいところはどこですか?
苦労した点や、工夫したところなども教えてください。
中央にある「ESD PLACE」という学校です。一階は教室のフロアで、通路を広くする、開放的にするなどの工夫をしました。机一つ一つにタブレット端末をつけました。全て自動ドアなので、誰でも通りやすくなっています。色で教科を分けていて、遠くからでもどの教室かわかります。各階へはエレベーターで移動できます。2階は食堂と職員室などがあります。レトロな喫茶店をイメージした食堂は生徒以外の人でも利用できるようになっていて、生徒は学生証を見せると無料で食べられます。生ごみなどは堆肥にします。職員室はいろんな資料を扱うので、机を広くして本棚を設置しています。三階は体育館で、生徒以外でも自由に利用できます。街のいろんなところに電車があって、電車で楽しく街を回ったり通学することができます。街の3か所にあるプレゼントの形をした建物は「プレゼント」という学生寮です。
どのようなことを調べましたか?本やネット等、何を使って調べたか。
場所や物、事柄を具体的にお書きください。
認知症の人についての講座に行き、認知症の人から見える世界を学びました。認知症になると忘れっぽくなったり、空間を把握しにくくなったり、注意力が落ちてしまったりすると学びました。そこで、表示を色分けなどシンプルにしたり、マークをつけたりしてわかりやすくしました。また、トイレは誰も入っていないときは開ける構造にして何があるか確認できるようにしました。さらに、ウェルビーイングの意味や状態について調べました。しかし、定義があいまいに感じたので、どうまちづくりをしていいのかとても迷いました。そこで自分たちにとって一番身近な学校の未来をデザインすることにしました。自分たちが課題に感じていることや、友人、学校の先生、社会教育関係の方にも話を聞いて、みんなが幸せになれるまちの学校はどんなところなのかを掘り下げていきました。
プログラミングやレッドストーンなどに対して、
どのように挑戦しましたか?
まちをめぐる電車をレッドストーンとパワードレールを使って作りました。動力はレールの間に敷いたソーラーパネルという設定です。この電車で子どもや高齢者、障害者も自由に移動ができます。眺めがすばらしいのでぜひ乗ってみてください。
私たちのチームは2人と少人数なので、まちをつくるには手が足りなくて作業に時間がかかりました。そこで今年挑戦したのが「ストラクチャーブロック」です。/giveコマンドでストラクチャーブロックを出して、コピーしたい領域を指定して別の場所に同じ建築物をコピーすることができます。インターネットで調べながらやって、家などの量産に使いました。また、整地や建物の床、壁、天井など同じブロックを敷き詰める作業には、効率よくやるためにコードビルダーを使いました。「ESD PLACE」の文字もコードビルダーで書きました。エレベーターや移動手段にテレポートコマンド/tpを使いました。
どのような計画を立てて
制作をすすめていきましたか?
2人とも学校が忙しく、1学期の期末テストが終わってから作品作りをスタートしました。2回目のエントリーなので、応募までの流れはだいたいわかっていて大まかな計画はすぐに立てることができました。私たちは通っている学校が違い、直接会えるのは週2回の習い事の時だけなので、お互いの予定が見えるようにTimeTreeというスケジュール管理のアプリを活用しました。アイデア共有にはLINE(トーク、アルバム、ノート)を使って進めました。2人の都合が合うときには公民館に集まったりしましたが、お互いに学校や塾など忙しく集まれないことが多かったので、おもに夜自宅でLINEの音声通話やビデオ通話を使ったりして話し合いながらリモートで作業をしました。コンセプトやタイトル、施設名、質問の答えなどについては、GoogleスプレッドシートやLINEノート、メモアプリに書き込んで共有しておいて、話し合って決めました。
「作品テーマ」をワールド上でどのように表現していますか?
SDGsの目標も取り入れて制作した場合は、それも含めてお答えください。
私たちは「教育が人や社会をつくっている」という考えから、教育が中心のまちづくりで人々の価値観を変えることでウェルビーイングな未来が実現できると考え、4番を表現した「ESD PLACE」という学校を作りました。小中高と年齢で分けずに、したいことやレベルにあわせて学ぶことができます。何歳からでも何歳まででも、障がいや病気のある人でも、好きなように好きなことを学べます。学校の食堂は料理好きの生徒や地域の人が作ってくれたおいしいご飯を誰でも食べることができます。生徒は学生証を提示すれば無料で利用できます(2番)。また、職業体験の授業があり、街の人たちが先生になって教えてくれます。男女年齢関係なく互いに教えあうことで5番・10番・17番、食堂や学校でやりがいのある仕事ができることで8番・9番を表現しました。食料や資源をすべて自給自足し環境にもやさしい街です(7番・13番・14番・15番)。